映画感想:パーフェクトトラップ

映画感想:パーフェクトトラップ

ホラーレベル対応表を作ったよ!

これまで何度か映画の感想を投稿してきたが、もしかしたらホラーやスプラッターが苦手な方が不快な思いをしているかもしれないと考えた。
よく「辛い物が好きな人間の『辛くないよ』は信用できない。」と聞くが、私は妹から「お前の『怖くない』は信用できない。」と言われている。『怖い』にもいろいろな種類があると思うが、主に海外のホラー映画に関してはジャパニーズホラーのような『精神的な恐怖』よりも『スプラッター要素』の怖さが大きいと思う。

そこで今後ホラー映画の感想を投稿する際には以下の表のレベルで『レベル〇以上の方へおススメ』と冒頭に注意書きを設けることにする。

ホラーレベル対応表(クリックで拡大できます)

ただこれもあくまでも目安としてにはなるのだが、数年前まで私のスプラッターへの耐性はレベル3程度だったが現在はレベル8程度になっている為、自分が視聴していてキツイと感じた映画をレベル3とかに指定することはないと思うのでよければ参考にしていただければと思います。
また感想と書いているがオチまでは書かずに大体全体の6割前後くらいの内容にしようと思っているので、全くネタバレなしで観たい人にもオチまで詳細に知りたい人にも役にたたない記事になるがご了承願いたい。

殺戮系ホームアローン

いきなりだが今回紹介する『パーフェクトトラップ』はレベル7以上の方向けの映画である。レベル6以下の方はおそらく冒頭の30分程度で気分が悪くなるだろう。感想自体はなるべくマイルドな表現を心がけるので文字で読む分には平気!という方は続きもどうぞ。

パーフェクトトラップ:独断と偏見の五角形

パーフェクトトラップ:独断と偏見の五角形

独断と偏見でこのようなグラフも作成してみた。ご覧の通りほぼスプラッター要素なので、やはりレベル7以上は必要だろう。

あらすじと登場人物

あらすじ

友人と秘密の会員制クラブで夜遊びをしていると大きな赤い箱を見つけるエレナ。箱を開くとズタボロの男性が飛び出してきて「伏せろ!」と叫ぶ。次の瞬間ボーガンの矢が飛んできてそれをきっかけに屋敷内のトラップが発動。皆殺しパーティーの始まり。ボーガンを避けたもののサイコがパスっている犯人に連れ去られてしまうエレナ。娘溺愛ダディにより編成された精鋭部隊がエレナを救出に向かうが、そこは殺戮系ホームアローンハウスだった…。

キャスト

エレナ:幼少期の回想シーンではブロンドヘアだったのに、なぜか本編ではブルネットのショートヘアになっている本作のヒロイン。ブラジャーのホックとワイヤーで箱の金具を外すなど頭の回転も良く手先も器用。友人とちょっとハメを外しに遊びに出かけた先でトラウマ物の体験をした上に連れ去られてしまう悲劇のヒロイン。

アーキン:エレナがクラブの一室で発見した謎の箱から転がりでてきたズタボロの男性。今回のサイコがパスった犯人の本拠地に連れ去られて生きて帰ってきた唯一の存在。せっかく助かったのにエレナ救出の為、再び本拠地に連れていかれる。エレナ同様頭がよく、実はムキムキ。この映画の監督骨折したことねぇだろ!と思うほどよく骨折する。

アビー:犯人お気に入りの色白金髪なお嬢さん。なんか変な化粧をされたりしているが、拷問された形跡はなく本人も「彼は私のことが好きなのよ。」と自信満々に言い放つ。こんなワケのわからん屋敷に監禁されていたせいかメンがヘラってしまっている様子。逃げだしたいとはいうものの、情緒不安定すぎてほぼ役にたたない。

精鋭部隊の皆さん

ルチェロ:エレナを絶対助けるマン。エレナのパパからの命令で『その道のプロ』を集めて犯人の本拠地に乗り込む。冷静でリーダーシップもある頼れる兄貴。何よりエレナが優先。

パズ:精鋭部隊の紅一点。アーキンのことをただの道案内役(別に死んでもいい)と考える他のメンバーと違い、何度も気遣う場面が出てくる。強くて優しいお姉さん。蹴りの威力がすごい。

ドレー:全員が黒い服でそろえる中、一人だけチェックのシャツを着ているという協調性の無さをいかんなく発揮する男。なぜどこに犯人が潜んでいるかもわからない上に犯人が複数いる可能性もある現場へ目立つチェックのシャツを着ていったのか?ルチェロも注意しろよ。

ワリー:特徴的な髪型と短気なところがたまにキズ。途中で道案内をバックレようとしたアーキンをぶん殴ったりとかなり血の気が多い様子。

リン:部隊の中で最もガタイがよく強面なのに、入り口の見張り役をまかされちゃった系男子。この手の映画では能動的・受動的関わらず単独行動は死を意味するのに…。

君、やりすぎやで

幼少期に母を亡くし、その上父親と二人で車で移動中に交通事故にあうという悲劇のヒロイン・エレナ。冒頭の幼少期の回想シーンでは確かにブロンドだったのに、なぜか本編が始まるとブルネットヘアになっている。「え、お前本当に同一人物かよ。」と疑ってしまうくらいの変わりようだが特にこの辺の説明はなかったので、単純にブルネットな気分だったのかもしれない。

彼氏のバイト終わりに会う約束をしていたが、電話がかかってきて「バイトが長引いて今日は行けそうにない。」と言われてしまう。仕方ないと電話を切るも、すぐに親友から夜遊びのお誘いが。いったんは断るも既に家の前まで車で迎えに来ている親友を見て「たまにはいいか。」とでかけることに。
エレナを溺愛するパッパは暖炉の前で眠りこけており、その隙に外出する。エレナと親友、親友の弟(エレナに絶賛片思い中の様子)と3人で会員制の地下にある秘密クラブへ!
ドタキャンのウサをはらすかのように踊り狂うエレナ、しかし人込みの中で知らない女とイチャついている彼氏を発見。怒りと悲しみで踊り狂うどころではなくなり会場を飛び出してしまう。

親友はエレナを追うが人込みにまぎれてしまい見失ってしまう。一方そのころ「私、今一人で泣きたいの!」なエレナは廊下に出てすぐの部屋に適当に入って浮気されていた悲しみにくれようとする。が!そこには大きな赤い謎の箱があり、しかもガタンっと揺れたりする。
普通はこの時点でこんな怪しすぎる箱を開けないと思うのだがエレナは開けちゃう。すると中から傷だらけの男性(アーキン)が転がり出てきて「伏せろ!動くな!」と叫ぶ。咄嗟に伏せるエレナとアーキン。この時に仕掛け付きボーガンが飛んできて施設中に仕込まれたトラップが発動してしまう。

ガソリンスタンドでよく見る洗車用のブラシを思い出してほしい。そのブラシ部分が全部鉄のトゲトゲになったようなものがクラブの会場内を動き回り一瞬で血の池地獄となる。またエレナを探していた親友のいるエリアは瞬く間に鉄のフェンスで囲まれ、鉄製の天井板がだんだん降りてくるという地獄のようなエリアと化す。
アーキンのいた部屋から飛び出し、親友を発見するエレナ。「助けて!」と叫ぶ親友、しかし開かないフェンス。「腕で押し上げるのよ!」と無茶を言うエレナ。そうこうする間にもどんどん鉄製の天井板は下がっていきとうとうフェンス内の全員を押しつぶしてしまう。
この数時間で、彼氏に浮気されたあげく、血まみれの男と出会い、ボーガンが刺さりそうになり、目の前で親友が圧死という人生を何周すればこれほどのトラウマを抱えることができるのか?と疑問がわくほど辛い想いをしたエレナ。しかしサイコがパスった犯人は必ず殺戮現場から一人生きた人間を連れて行くらしく箱に詰め込まれどこかへ運ばれるエレナ。もはや運が悪いとかの一言では片づけられないレベルで不幸。

ちなみにYahoo!のレビューには「殺しすぎ」と一言だけ書いている方がいた。この映画に関してはこれ以上でも以下でもない。見事な感想である。

エレナVSアーキン 本当に運が悪いのはどっちだ!

せっかく助かったのに、エレナ溺愛パッパが依頼しルチェロ率いる精鋭部隊に犯人について色々聞かれた上に救出作戦に協力しろと詰め寄られるアーキン。
「二度とあそこへは行きたくない。」と当然断るが、地下の秘密クラブでエレナを助けずに逃げたことをルチェロに指摘された上に銃までつきつけられてしまい「道案内だけやからな!」とヤケクソ気味で協力することになってしまう。
箱から出てきた当初はズタボロだったが実は割とムキムキな上にかなり頭脳派なアーキンは連れ去られた際に100数える度に1本ずつ腕に横向きの切り傷をつけ、右折・左折などの度に縦向きの切り傷をつけて自分の腕に目印を残していた。絶対にこんな方法で同じ場所にたどり着くわけないと思うがアーキンにもエレナにも主人公補正がかかっている為、無事犯人のアジトの廃ホテルに到着する。

「中は罠だらけだ。気をつけな。」と帰ろうとするが「だからお前が必要だ。」とまたもやむりやりアーキンを協力させようとするルチェロ。ちなみにこのときパズは驚いた様子でルチェロの方を振り返っていた為彼女は本当にホテルまでの道案内だけで帰らせてあげるつもりだった様子。やざじぃ~。
強制的に建物内の道案内までさせられることになったアーキン。マッチョな強面のリンに外の見張りを言いつけ、中に入る一行。ここでリンの死亡フラグがバリ3になる(バリ3を知らない人はググろう)。

一方そのころ箱に詰め込まれて、建物内の一室に連れてこられたエレナ。箱の隙間から部屋を見渡すとあのサイコがパスった犯人がベッドに縛り付けられた男性を拷問しているところを目撃してしまう。一通り拷問するとガラガラとベッドごとどこかへ移動していく犯人。
エレナは犯人不在の隙にブラジャーのホックと肩紐、ワイヤーなどで箱の金具をこじ開ける道具を作ってしまう。この箱を開けることでトラップが発動するような仕掛けをしたいのはわかるが、この箱には鍵がついていない。皮のアタッシュケースの留め具みたいなものしかない。
まさかブラジャーでこじ開けられるとは思っていなかったのかもしれないが、他にもどうにかすれば開けられそうな気がするので次回以降はきちんと施錠した上でトラップを仕掛ける時はわかりやすい場所に鍵を置いておく…などこの箱に関してはまだまだ改善の余地ありである。

なんとか箱を抜け出すも、タイミングよく犯人が帰ってきてしまう。あわや!というところで侵入者のサイレンが鳴り響き、イラっとしながら出ていく犯人。
監視カメラを確認すると建物内を移動するアーキン達と、入り口にいるリンを発見。リン死亡確定のお知らせである。
エレナを探して移動中のアーキン+精鋭部隊の皆さん。「俺にも武器をくれ。」ともっともなことを言うアーキンにボールペンみたいなものしか渡さないドS系リーダーのルチェロ。
ちなみにあの道案内の方法(100数えるとか腕に傷をつけるとか)以外、アーキンは割ともっともなことしか言わないが大体は却下される。
一行が恐々建物内を移動中、当然のように入り口にいたリンは犯人に殺られてしまう。その物音に気をとられているアーキンに突然ゾンビ(のようなもの)が遅いかかってくる。襲われるアーキンを見てパズ姉さんが素早く ゾンビ(のようなもの)の頭をブチ抜き事なきを得るが、建物内に収容されている ゾンビ(のようなもの)の檻を解放したことにより ゾンビ(のようなもの) が大量発生する。

スプラッター、サイコホラーな上にゾンビ要素まで入れるとはこの監督そうとうな欲張りさんのようだ。とはいえ ゾンビ(のようなもの) は割とすぐに死ぬ為「なんで ゾンビ(のようなもの) すぐ死んでしまうん?」という気持ちになる。
また途中突然わりかしイケメンなBOYが「俺はコレクションになれなかった」と言いながら登場して取り付けられた時限爆弾で木っ端みじんになったりとホラー要素が交通渋滞を起こしている映画なので視聴するにあたり、やはりレベル7以上は求められるだろう。
しかもこのBOY爆発四散事件の後、チェックのシャツを着たドレーが「なんて所に連れてきやがった!」とアーキンにブチ切れているシーンがあるのだがアーキンも私もチベットスナギツネのような顏になってしまった。

「実は俺もお前らに連れてこられたんやで。」

我こそはレベル7オーバーという方へ

冒頭30分が大丈夫ならおそらく最後まで大丈夫だし、冒頭30分がキツイ方は視聴を中断した方が良いかもしれない。
さらに補足するとこの映画のオチが私にはさっぱりわからなかった。もっとダイハードとかトランスポーターくらいわかりやすいオチにしてくれないと私はおいていかれてしまうのだ。
というか我こそはレベル7オーバー!という方に観て頂いてオチの意味を教えてほしい。最近だと、ミラーズというホラー映画も観たのだがオチがさっぱりわからなかった。
なのでもしかしたら、視聴してもスッキリ爽快!とはならず、「は?」となってしまうかもしれないがここまでのあらすじで興味がわいた方はチャレンジしてみてほしい。
アマプラさんでは☆3.5くらいだった気がするのでそこまで酷くもないと思うのだが、なんにせよ「殺しすぎ」の一言に尽きる。

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