映画感想:スケアキャンペーン

映画感想:スケアキャンペーン

どっきりどっきりドンドン

先日スケアキャンペーンという映画をアマプラさんで視聴した。☆3つだったので、あまり期待していなかったが予想以上に面白かったので紹介したいと思う。では今回もレベルの確認から。

ホラーレベル対応表
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大変申し訳ないが、この映画に関してもレベル6は最低必要な上、6の人だとちょっとキツイかも…と思えるようなシーンも複数ある為『キレイな欠損しか受け付けない』レベル6の方にはおススメできない。

独断と偏見の五角形

ちなみに今回の独断と偏見の五角形はこんな感じ。ご覧いただければわかるように、この映画の何が良いかというと『大変わかりやすい』点である。昨今のホラー映画は何かしらんが、「ここで終わるんかい」というような終わり方が多い。その為私のようにアンパンマンくらいわかりやすいオチしか理解できない人間には厳しい時代になっている。バイキンマンがいらんことをする→カバオ君がチクる→バイキンマンがアンパンマンにやられるという見なくてもある程度内容が予測できるくらいにしてくれなければ困るのだ。

その点スケアキャンペーンは終わり方そのものは観る人に判断をゆだねますよ、というしゃらくさい感じになっているが全体的に何がおきているかわかりやすくオチをこちらにゆだねられたとしても観た後にモヤモヤが残り辛い内容になっていると感じた。

雑なあらすじ

ホラー系のドッキリ企画を素人相手にしかける「スケアキャンペーン」という人気番組のディレクター・マルクス。視聴率もよく数シリーズも続く番組だったが、YouTubeのような動画投稿サイトでガチで人を殺しまくる集団のチャンネルが大人気になっており視聴率が落ちてきているとヒステリックプロデューサーに詰め寄られ自身のプライドと番組の存続をかけて過去最高の作品を作ろうと廃病院で撮影に臨むが…。

登場人物

マルクス:「スケアキャンペーン」のディレクター。番組への並々ならぬ愛を持っており仕事に情熱を燃やす男。スケアキャンペーンの現看板女優エマとは付き合ってるのか何なのか微妙なところだが、若干エマの恋心を利用しているフシもあり、仕事への情熱以外の面ではクズっぽい点も見受けられるが実は良い奴というややこしい男。

エマ:女優の卵。『絶対に君は人気者になれる』的な言葉でマルクスにそそのかされて「スケアキャンペーン」の看板女優として活躍する。長寿番組で何度も出演している割にはだまされる素人がエマに気づかないという本作品最大の謎を残した人物。 だんだんと過激になっていく番組に「いつか取返しがつかないことになる」と何度もマルクスに釘をさすも、なんだかんだうやむやにされてしまう。 今回の作品に参加した『アビー』という少女の安否を第一に考える正義感の強いヒロイン。

アビー:女優志望とのことでオーディションを受けにきた少女。彼女の悲鳴(演技)にマルクスがほれこみ即採用となる。暇さえあればipad的なもので動画を見ている現代っ子。大変肝が据わっており、演技前にエマから「緊張しなくても大丈夫よ」的な気遣いをされるも全く緊張していない様子で堂々としている。

撮影班の皆さん:基本的に皆仕事熱心で良い奴。悪ノリが過ぎる部分もあるが一丸となって番組の成功を目指すファミリー。

スーズ:衣装兼メイクさん。スラっとした長身とサバサバした性格のお姉さん。

JD:小道具担当。あの大量の小道具をJDが手配しているのかと思うとその手腕にはほれぼれするが現場に本物のアイスピックを小道具として置いておくなどちょっとドジなところがたまにキズ。

トニー:キャメラマン。ハンガーラックの裏などに隠れながら臨場感あふれる映像をお届けする。

ディック:音響他あらゆる機械を操る。基本的にマルクスとモニタールームにいる。

YouTube界の風雲児達:動画配信サイトでガンガン人を殺しまくる謎の覆面集団。倫理的にもNGだし、あまりにも過激な内容にも関わらずチャンネルは大人気。バックに大きな組織がついているとかなんとかで警察や法律も手が出せないチート集団。(元)人気テレビ番組スケアキャンペーンに目をつける。

何を書いてもネタバレになる…

この映画、何を書いてもネタバレになるのだがなるべくオチはわからないようにしたいと思う。死体安置所の警備員のアルバイト(臨時職員?)に採用された自称タフガイのジョージとエマが扮する長年安置所で勤務する女性警備員のシーンから始まる。
もちろんこの死体安置所はドッキリ番組『スケアキャンペーン』の撮影であり、エマは落ち着きすぎているくらい落ち着いたクールな警備員を演じる。「誰も長続きしない」など散々ジョージをおどしたあげく、ジョージを一人ぼっちにして去っていく。
警備員室で眠りこけていた(仕事しろ)ジョージの下に、死体が運ばれてきた際にならされるチャイムが鳴り目が覚めるジョージ(仕事しろ)。監視カメラを確認するとそこには死体の乗ったガラガラが放置されている。
「え~!?」と思って眺めていると突然飛び起き目をかっぴらく死体(役者名:アヤコ)。取り乱すジョージはエマ扮するベテラン警備員に内線をかけて「死体が動いたんだ!!」と大騒ぎする。名簿を確認するが死体は運び込まれていないと答えるエマの内線を放置し、ピストルを持って死体(アヤコ)の下へ向かうジョージ。エマは「アヤコがやべぇ!」と感じ取りアヤコが角待ちしている場所へ走っていく。
こんな危ない状況なのに一向に撮影を止めようとしないマルクス。角待ちしていた死体(アヤコ)はジョージが来るタイミングで絶叫して驚かすも、ジョージの手にはピストルが…

マルクスがイケメンでなければ…

あわや大惨事のところでエマが駆け付け「撮影なのよ!」とジョージを止める。ピストルを突き付けられたアヤコも顔面蒼白でへたり込む。そこでようやくマルクス達がヘラつきながら「ドッキリ大成功~」と看板を持って登場。自称タフガイのジョージはあまりの恐怖に失禁しているのだが「俺、今テレビに映っているのか!?」となぜか大喜び。
実はジョージの持っていたピストルはゴム製のオモチャで護身用に持っていただけとのこと。撮影終了後に当然ブチ切れるエマ。「今回はなんともなかったけどいつか取返しのつかないことになる!その前に私はやめる!」とマルクスに詰め寄る。
しかしマルクスは割かしイケメンであり、エマとは恋人っぽい微妙な関係なのでエマの情を利用してなだめすかしては、番組を続けさせようとする。開始~中盤以降までマルクスのクズ男っぷりは止まらない。

今回撮影した死体安置所の回はかなり面白いぞ!とエマ以外で盛り上がる一同。編集も終盤に差し掛かったころ、番組のプロデューサー?なのか気の強い女上司が会議にキレ気味で登場する。
余談だが、会議に上司がキレ気味で登場した時点で雰囲気は悪くなるし、部下は緊張し発言できなくなるのでこういった会議は上司の独壇場で終わる為、絶対に有意義な会議にならない上に上司がひたすら嫌われるだけなのでこの女上司は即刻態度を改めた方が良い。
YouTube的な動画サイトで最近莫大な支持を集めているチャンネルがあり、スケアキャンペーンの視聴者は番組に飽き始めている。このままでは番組の存続は危ういとキレる女上司。
スタッフ一同に話題の動画を見せるも、それは『カルト集団の中の信者が他の信者を殺しまくるドッキリ』と見せかけて紛れ込んでいた本物のカルト集団が出演している素人さんたちを殺しまくるという本当であれば即アカバンされるような内容だった。
とにかくこのチャンネルに勝てる内容を作れとだけ言い残し去っていく女上司。5日前に撮影(自称タフガイのジョージ失禁回)を撮り終わり編集も進めていたのに撮り直しを命じられ、イラつきを通り越して絶望気味のマルクス+撮影陣の皆さん。
しかし気を取り直して、絶対に最高の作品を作ってやろうぜ!と謎のポジティブが発動し『廃墟となった元精神病院でのドッキリ』作戦にとりかかるのだが…。

本当にヤバい奴がきちゃったじゃん!

今回は新たに番組のファンであるというアビーという少女を幽霊役として採用し、いつものようにエマをドッキリの仕掛け人(看護婦役)としてドッキリスタート。
現在は廃墟となった元精神病院を再開するにあたって庭師を採用することになった、という設定で(嘘の)求人に応募してきたローハンの面接を実行中にアビー扮する少女の霊がローハンを脅かしまくるという予定だったのだが、なんとローハンは元々この精神病院で庭師をしていた上に精神異常を起こしてクビになった過去があるという本物のヤバい奴だったことが撮影中に判明する。
モニタールームにいるマルクスに対してブチ切れるエマ。「そんな大事なことをなぜ黙ったたのか!?」とキレ散らかすも「面白くなると思ったんだ。」とあんまり反省していない様子のマルクス。しかし、撮影が進む中でローハンの異常性がジェットコースターのごとく加速していきスケアキャンペーンのスタッフを殺しまくっていく。混乱するアビーは小道具として設置されていたアイスピック1本を握りしめ廃病院内を逃げ回る。
いたいけな少女アビーを守れなかったこと大切な仲間を失った事実今まさに自分が殺されかけているという恐怖で錯乱しかけながらもなんとか脱出を目指すエマ。しかしそこでふと設置されていたカメラを発見する。あれ…?このテープ何かしら?

元人気TV番組VSなんでもありのYouTube

若者(だけではないが)のTV離れが深刻になっている中、YouTubeをはじめとする動画配信サービスが勢いをつけている…という現在実際に起こっている状況が反映されていて面白かった。
アメリカはどうか知らないが日本の場合、特に視聴者がうるさく少しでも倫理に反する内容や過激な発言なんかをしようもんならクレームで袋叩きにあってしまう為昨今はそういった要素をできるだけ排除した結果「CMもわずらわしいし、これなら動画を見ていたほうが楽しい」と考える視聴者が増えてしまったように思う。
かくゆう私もテレビを使用するのはゲームをする時のみであり、まったくテレビを見ない為定期的に妹から「今芸能界でこんなことが起こっているよ」という時事ネタの連絡がくるようになってしまった。
Twitterのトレンドとかになっていれば知っているが、それ以外のニュースはまったく知らない為「お姉ちゃんが俗世間に置いてけぼりにならないように」との配慮から話題のニュースは妹から教えてもらっている状況である。

ただこの「スケアキャンペーン」に関しては、VSのYouTube界の風雲児の皆さんが明らかにやりすぎだし、これをもみ消せるとは裏に秘密結社でもついとんのか⁉と思わずにはいられない。
そういう細かい点も「まぁ、映画だからな。」と流せる人にとっては楽しめる作りになっていると思う。しかも冒頭にも記述したようにオチが非常にわかりやすい為眠たい時、酒を飲みながらなどあんまり集中して観ていなくても巻き戻して「も~、お前は誰だよ?」となる可能性が低いという点も非常に評価に値する。

割とグロ耐性のある方で、暇だから映画でも観たいけど小難しいのは嫌!というワガママガールズ&ボーイズの皆さんにはぜひ一度ご覧頂きたい1本である。

スケアキャンペーン
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