死にたいと思ったら思い出して欲しい

死にたいと思ったら思い出して欲しい

ままならぬ世の中だ。先進国と呼ばれながら、貧困層は分厚く、今にも沈みかけている泥舟のような国。
でも私は国に生かされている。4日に1回は「死にたい」と本気で考えるので、「死にたいんです」という相手に「あなたが死んだらどれだけの人が悲しむか考えてみて?」なんていうことは言えないし、絶対に言わない。
だからと言って「死んだら楽になる」とも言わない。なぜなら私は死んだことがないからだ。

How to Die?

死にたがりの皆さんこんにちは。14歳の頃から30歳で死ぬぞと強い決意をしながらもとうとう31歳になってしまったemu_kokoroです。
最初に強く伝えておきたいのは、自殺を促したいわけではないということです。死にたいと考える皆さん全員に他人には理解できない深い悲しみや怒りがあるであろうことはよくわかります。
でも少しだけ待ってください。あなた「楽に死ねる方法」を探していませんか?

ないよ、ないない

しょっぱなからで申し訳ないが、「苦しまずに楽に死ぬ方法」なんてない。老衰だって「眠るように逝って」などと言われることがあるが、本当に苦しかったかどうか証明できる人はいない。

私が高校生の時「完全自殺マニュアル」という本が大流行した。そこには自殺方法はもちろん、必要な道具などの情報も網羅されていた。

これ以降の話は私の知人の看護師さんに確認したり、私が実際に実行したりしたものもある。
私よりも詳しい方、反論のある方もいるかもしれない。しかしネットに転がっている「楽に死ねますよ」という内容よりは信憑性が高いと思う。

首吊り

完全自殺マニュアルを筆頭によく聞くのが「首吊りは苦しくない、頸椎骨折で一瞬で気を失うことができる」という話だ。
それ、誰に聞いたんですか?まさか首吊りした本人ではないだろうから、首吊りに失敗した人の体験談だろうか。
頸椎を骨折なんてかなり神経系をやられそうな印象だが、そんな人が「ぜんぜん苦しくないですよ〜、すぐに頸椎がポキっといって気を失えますから〜。」と言うとは考えにくい。

首吊りを計画している方には申し訳ないが、日本の死刑執行制度(絞首刑)が実行される際は、暴れる体を押さえつける役割の方がいる。
何度も実行しているプロが行ってすら暴れるほど苦しいのだ。仮に頸椎骨折云々が嘘でなかったとしても、その状態に持っていける可能性は極めて低いと考えた方が良いだろう。

突然だが、私が小学生の頃サイコロステーキの食べ放題に行ったことがある。
喜び勇んでろくに咀嚼もせずに飲み込んだところステーキが完全に喉に詰まった。
本気で窒息するかと思ったし、息ができないとはこんなに辛いことかと思った。ステーキに夢中の家族はうつむいてもがく私に気づかない。
喉を思いっきり押したらやっと詰まっていたステーキが喉から抜けた。
時間でいうと数十秒程度だったかもしれないが、文字通り死ぬほど苦しかった。その後も性懲りもなく不十分な咀嚼でステーキを飲み込んで3回ほど窒息仕かけた。
この時のことを思い出すと、選択肢の中からいの一番に【首吊り】という選択肢はなくなる。
ちなみに先日、サンドイッチをほぼ丸呑みしようとしてまた窒息しかけた。ステーキの件を鮮明に思い出した。やはり首吊りはなしだ。

ODは一番やめとけ

大量の睡眠薬や、薬物を一度に接種すODだが、これもなぜか首吊りにつぐ人気があるようだ。薬を飲んで、眠るように逝ける・・・というようなイメージがあるからかもしれない。
だが残念ながらまともに死にたいのであれば絶対にODはお勧めしない。まず、市販薬であれば万単位の数量の薬が必要だ。仮に病院から処方されている薬だとしても、一度に飲んで死亡してしまうような量の薬は処方されない。
最大でも1ヶ月分くらいだ。この程度であればもがき苦しみ、吐き倒し、救急車で搬送されてお説教を食らった挙句、不眠症で苦しもうがそれ以降必要な薬であっても処方してもらえなくなる可能性が高い。
経験したことはないが胃洗浄はかなり苦しいと聞くし、知り合いの看護師の話によると不慮の事故や、思いがけない急病で搬送されてくる中に混じる「自殺志願者」への病院側への対応は冷たい。
それだけではない。市販薬ではなく、仮に病院で処方されている薬だった場合、最悪脳神経系に障害が残ったり、死ぬよりも辛く屈辱的な毎日が待っている可能性もある。

ODはやめとけ。ハイリスクゼロリターンと言ってもいい。

飛び降りへのトラウマ

詳細は省くが、大阪の高層ビルから朝の出勤時に飛び降りた人がいた。しかし運悪く15階あたりの展望スペースに落下して即死とは行かなかった。
その人はなんとかかんとか這いずってもう1度15階から飛び降りたのだ。
その画像や動画が一時期twitterで拡散されており、トラウマになったというツイートも何度もみた。

飛び降り自殺の場合落下中に意識がなくなり、地面に着地した頃には即死、というような噂が飛び交っていた時期もあった。しかし、実際に亡くなった方から話を聞くことはできないし、仮に生き残っていた方が「意識が飛んだ」と証言しているとしても即死はできていないということになる。

飛び降りも首吊り同様に「楽な死に方」と認識されているようだが、私は決してそんなことはないと思う。

リストカット

もう、これは断言できる。辞めとけ。
死ぬ前に死ぬほど苦しい思いをする。手術用の麻酔でも打っていなければただただ苦しむだけで、さらに消えない傷跡が身体に残ることになる。
少なくとも手首の3分の1程度の深さまでは切らないと死ぬことはできないらしい。
ちなみに縦に切り込みを入れる方が成功率が高いというような話も聞くが、どの道動脈をうまく切れなければ苦しいだけだそうだ。
間違えて腱を切ってしまったらそれはそれは地獄のような痛みだとも聞く。
「ふざけてリストカットした友達が死んだ」というようなツイートを見たことがある。嘘だとは言わないが、ふざけたノリで死ねるほどリストカットもお手軽ではないのだ。

人間の体は意外と頑丈にできている

最後に人間の体は意外と頑丈にできている。不意の事故などの際は脆いくせに、自分で壊そうとするとなかなか壊れない。
早く楽になりたくて自殺しようとしているのに、その楽になる直前で人生で一番苦しい、痛い、辛い思いをいないといけなくなるのだ。
さらに確実に死ねるかどうかも怪しい。

なんだよ!お前も結局「死ぬな」って言いたいのか!と怒られそうですが、そうではありません。
個人的にはもうどうしようもないし、どうしても嫌なら人生降りてもいいと思ってます。この間観た「モリーズゲーム」っていう映画は「人生からは降りられない」っていう言葉で締められてましたがそんなことない、降りてもいいです。
※この映画大好きです。
でも多分、不慮の事故とか他殺とかではなく自分で死ぬのってかなり大変なんですよね。私が知らないだけでローリスクハイリターンな方法があるのかもしれないですけど。

あと、誰か嫌いな相手、もっというと憎い相手がいてソイツに思い知らせてやりたいから死ぬっていうのは一番辞めた方がいいです。
その相手があなたの命をかけるほどのダメージを食らう保証がないからです。もしかしたら訃報すら届かないかもしれないし、そうなったら痛い・苦しい思いをした分大損じゃないですか。

明日にはもしかしたら「コロっと逝け〜る」みたいな薬が販売されるかもしれないし、それからでも遅くないんじゃないかな〜と思っています。
そんな感じで色々な方法を探して、調べていたら31歳になっていました。

死にたい、と思った時にちょっとでも思い出してもらえたら幸いです。