納豆

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紳士淑女の諸君、御機嫌よう。
先日『幼女戦記』、『ヘルシング』をたて続けに見たことで完全に口調が影響されているオタクだ。

「もう導入とかどうでもいいから早く納豆の話をしろ!」と思われているかもしれないが、3000文字とは存外多いのだ。
文字数くらい稼がせてくれ。

では納豆の話をしよう。
納豆というとどのようなイメージを持っているだろうか?
私の実姉などは「腐った豆。人の食い物ではない。食ったら1時間は近くな。」と言っていたほど昔は納豆を嫌悪していた。
ちなみに我が家はプチ一家離散しているのだが、父親はゴミ屋敷に住んでおり、怪しげな宗教にハマってしまっているし、母親は私が高校生の時に一回り以上年下のクズと不倫をして離婚の原因を作り、私は大学中退のニート、まともに生きているのは妹子(妹と妹のハズバンド)だけとなってしまった。

また話がそれた、納豆に話を戻そう。
姉子は今では納豆を克服しているが一番嫌いだった原因は『臭い』だったそうだ。
姉子は元NO1キャバ嬢であり、元歯科衛生士であり、現在も顔面は衰えずにいる。
天は二物を与えず、とはよく言ったもので神は姉子に類稀なる美貌を授けたかわりに根こそぎ偏差値を奪って言った。
つまり、姉子はあまりにも勉強ができない。

姉子が高校2年生の時、中学生だった私が数学の宿題を代わりにやっていた。
姉子が高校生の時の数学のテストの点数は4点だった。
しかし、彼女は偏差値と引き換えに美貌とリーガルハイの古美門研介(こみかどけいすけ)も真っ青なほどの弁術を手にし、今もなんだかんだ幸せそうである。
更に彼女は絶対音感に加えて、鋭い嗅覚を持っており高校卒業後の進路に悩んだ時期などは両親から「その鼻の良さを活かした仕事についてはどうか?」と薦められていた。
彼女の偏差値の低さは親譲りである。

対して私は、姉子に比べれば幾分マシな成績ではあったが、幾分マシな成績と引き換えに慢性鼻炎と味覚音痴という足かせを付けられている。
それゆえ納豆を「臭い」と感じたことがなく、ブルーチーズや一般的に「臭い」と言われる食材もほとんど臭いと感じることがない。

そんな私の「死の直前の鼻」ですら感じ取ることができる腐臭を我が家(マンションかアパートかわからない)の駐輪場が放っている。
駐輪場は一応、きちんととめれば20台は駐輪できるような広さがあるのだが、民度0%駐輪によって大体10台前後しか駐輪できず、建物の周りを何かの儀式のようにチャリンコが放射状に固めているという呪われた地でもある。
※民度0%駐輪とは本来2台分のスペースに1台のチャリンコを対角線上にとめることで200%のデッドスペースを生み出すクソのような駐輪方法である。

しかし臭いの原因はわかっている。
「スルメ」だ。
3週間ほど前から駐輪場及び建物の周囲にスルメとズタ袋のようになったパッケージが散らばっていた。
私を含めこの建物に住んでいる者は、バッドマン不在のゴッサムシティ
犬鳴村(『コノサキ日本国憲法ツウジズ』という看板があるとかないとか言われている村)と並ぶ危険度であり、関西のダウンタウンと名高いこの地に住みついている歴戦の戦士ばかりなので他の住民がばら撒いたゴミを拾うということはしない。
一度そんなことをすると味をしめてゴミをばら撒く人間が大挙するのが目に見えているからである。

これが冬ならよかった。

しかし今は気温も上がりつつあり、春というかむしろ初夏である。
その為、ばら撒かれたスルメは腐敗を増し、より一層すごい臭いを放っている。
住民同士が疑心暗鬼になり「早く誰かスルメを片付けろ」とお互いに思っていたある日、やっと清掃業者によってスルメは撤去された。
清掃業者は土日祝日以外毎日来ているのだが、階段にはピザ屋のチラシが、虫の残骸が、建物周辺にはゴミが散らばっているので彼らがどこを清掃しているのかは不明である。

だがスルメは一掃された。
しかし今でも駐輪場は物凄い腐臭を放っている。その為、本来の駐輪場スペースにチャリンコをとめる者が激減し、建物の周りのチャリンコフレアがより一層勢力を増しているという地獄絵図である。

許さん、許さんぞ!スルメをブチまけたまま放置した住民よ!!
貴様は理解していたはずだ。この初夏ともいえる時期に食物を放置したらどうなるのかを!?
油断、怠慢、すなわち怠惰!!!!!!!!
search&destroyだ!!!
と、ブチ切れていたのだが過ぎたことにアレコレ言ってもどうしようもない。
身をもって知らしめてやるのだ、「こんなこと」をすればどうなるのか?ということを…。

かくして我々住民の間での魔女狩りが始まった。
わざと餌のように前カゴにゴミを入れて放置する者、チャリンコフレアに積極的に参加する者、
しかして結局のところ日中屋外に出ない私のような人間は不利である。
なぜならば、奴らは日中は活発に活動し、夜間には身を潜めている。
※日中はアルバイトやパートに精を出しており、駐輪場はガラ空きだが、夜間はチャリンコフレアゾーンは満車で有り、腐臭漂う駐輪場にチャリンコをとめるしかない。

夜間にコンビニに行く時などは鼻をつまんでチャリンコの鍵をあけ、出発する必要があある。
この腐臭を一般家庭の生ゴミ程度ど思って頂いては困る。
戦術の通り私は慢性鼻炎を患っており、余程「くさっ」と感じるまでは、あまり臭いなどと騒ぎ立てないのだ。
しかし、私の神様からの逆ギフト・慢性鼻炎を打ち破ってでも「くさっ」と感じるということは常人でなら瀕死、姉子のように嗅覚が異常に発達している者には致死であると考える。
それでも毎回、息を止めて鍵をあけチャリンコを出発させる必要がある程度にはもう我が家の駐輪場は腐っている。

ジブリ映画、『風の谷のナウシカ』に登場するクシャナ殿下は巨神兵が崩れ落ちた際、部下に「腐ってやがる」と言わしめた。

同じだ。

今や、我が家の敷地である駐輪場も腐ってしまっており、もう取り返しはつかないであろう。
現に昨夜コンビニへ向かう際は駐輪場にえげつない数の羽虫が飛んでいた。
もうこの土地はダメだ…、忌み地となったのである。
犬鳴村がなんだ、杉沢村がなんだ、現代の闇を尽くみんなで無視しているではないか!?

しかし、私達住民は外部に助けを求めたりなどしない!
search&destroyだ!!!
駐輪場を腐海に変えた輩を決して生きて返すな!、そう声が聞こえる(※聞こえていない)

先日まるで挑戦状のようにほとんど手付かずのコカコーラの500mlペットボトルが駐輪場に放置されていた。
スルメと同じ住民ではないかと睨んでいる。
私達住民の戦は始まったばかりである。

ちなみに納豆について言及することがあるとすれば「臭い」と言われている食物の中でも比較的「食べ歩きに向かない」形状をしていることである。
今回の件がスルメだったからよかったようなものの、納豆であったらどうなっていたか想像するだけで恐ろしい、身震いする。

しかし、犯人はおそらくまだ子ども…。
そのような知恵もないと見える。
昨日などは誤魔化す様子もなく「ストロングゼロ」の500mlの缶が大量に詰まったゴミ袋を燃えるゴミの日に出していた。
せめて偽装しろ、この地区のゴミ収集を根絶やしにする気か!?
そう思った、思いはしたが、なかなかどうして敵としては素質が十分ではないか

『ヘルシング』を見終わったばかりの私は歓喜した!!!
「よろしい、ならばクリークだ!」

しかし本当に臭いのでそろそろどうにかして欲しいというのが本音である。

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    電車 2020.05.17

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